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ポラスグループ、「桐の街・春日部」の企業との協同から生まれた桐の壁パネル「KIRINOKA」を分譲地に採用

ポラスグループの中央住宅(埼玉県)は、春日部桐箱工業協同組合や建材メーカー・厚川産業と協同して、地域の伝統手工芸品「桐箱」の住空間への転用と地域産業の活性化のために、住宅の壁面に使う内装用無垢桐パネル「KIRINOKA」を開発した。

ポラス

今年度は200棟を超える自社分譲住宅に採用するほか、新たに共柄となるインテリア雑貨「KIRIHAKO」を開発。8月より販売開始している最新の分譲地「フレーベスト新河岸WA plus」では、モデルハウスの1棟について様々な「KIRIHAKO」を展示するアンテナモデルにすることで、桐の木素材としての有用性と地域連携の活動を広く伝えていく方針だ。

春日部の桐箱は江戸時代、日光東照宮の造営に携わった匠たちが春日部に住み着き、桐を使った製品づくりを始めたことから、伝統手工芸品として全国に知られるようになった。しかし、木材としての桐は、住宅などの壁に使う内装用の無垢材としては、これまでほとんど使われていない。その理由は、「表層が柔らかく傷がつきやすい」からで、国内の総合建材メーカーでは収納部材の一部以外はほぼ取り扱っていない。

桐は、そもそも軽さや断熱性能(燃えにくさ)、防虫効果(タンニン、セサミンを多く含有)、調湿性など、非常に有用性の高い材。欠点として捉えられてきた柔らかさも、肌触りの良さを生むものであり、優しい家づくりにはむしろ最適ということで、10年前から春日部桐箱工業協同組合の主要メーカーである厚川産業と協同で、桐の住宅用パネルの開発に取り組んできたもの。

中央住宅

「フレーベスト新河岸WA plus」では、モデルハウスの中の1棟をアンテナモデルと位置づけ、コーディネート例に加え、「かるばこ+」などKIRINOKAと素材やテイストを合わせた家具や数多くのKIRIHAKOを展示。桐の建材としての魅力だけではなく、桐のインテリア雑貨・ 家具の宣伝、また企業間の地域連携の周知の場として多くのお客様に見て頂くことで、伝統工芸品の価値を未来へつないでいくとしている。

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