東京大学前研究室、M’s構造設計、アルネットホーム(大賀建設)、YKK APが産学連携し、地域に適した断熱性能と住宅エネルギー削減を目指した環境建築設計を実施。パッシブデザインによる環境・エネルギー負荷を配慮した自立循環型住宅を目指し、2021年6月に本プロジェクトが始動して以降、東京大学の学生たちが周辺環境を考慮しながらシミュレーションを重ねて、2022年10月に埼玉県久喜市で実際に建物が完成した。
自立循環型住宅とは、敷地条件を考慮した自然エネルギーを有効活用する事で、快適な住生活を実現させる住宅。ガスや石油等の「化石燃料」に頼らず、太陽エネルギーを有効活用する事で、二酸化炭素をはじめとする、温室効果ガス排出の抑制に繋げる事ができる。日本国内の取り組みとして、「2050年までに温室効果ガス排出をゼロとする脱炭素社会の実現」を目指す中、住宅エネルギー排出をいかに抑制出来るかが、今後の課題となる。