「環境設計の家」を掲げて、注文住宅の販売やFC事業、リフォーム事業を展開するアエラホーム(東京都)は、住宅選びの新しい基準として知られるようになった「高気密・高断熱」の性能を追求し、商品開発を重ね続け、技術革新を図ってきた。住宅を検討する人にとってそれは“良いもの”だということは認知されつつあるが、どのようなことがメリットであるのかを存じない方も多い。同社では、高気密・高断熱住宅には、部屋の温度を快適に保つ以外にも、様々なメリットがあることを提示した。
主に冬場、お風呂場と部屋を行き来する際に、高気密・高断熱の対策がされていない部屋間では温度差がある。急激な温度変化により血管の収縮が起きると心臓病や脳卒中などの病気で発作を起こす危険性が高くなる。これがヒートショック。高気密・高断熱住宅であれば、宅内の温度を一定に保ち、部屋間の温度差も小さくなり、肩こりや冷え性、神経痛やリウマチなど、寒さが原因となる症状の緩和につながるとされている。
また、ダニは高温多湿が大好きで、室温20~30度、湿度60~80%が好適で、カビの発生は80%になると生えやすい環境となる。そこで、湿度コントロールのできる高気密・高断熱性能を備えた住宅において、“カビやダニ”の発生をある程度抑えることができる。他にも、アトピー性皮膚炎は、人につくカビが原因となるケースがあったり、ぜん息もカビやダニがアレルギーの原因となる。同社では、花粉症も、気密性の高さで室内に花粉が入り込むことを防ぐことができ、健康を保つ上でも高気密・高断熱は重要であるとしている。